IT業界で出世したい君へ

未経験エンジニアの教科書

未経験エンジニアが勉強する前に必ずやるべき1つのこと

30代の未経験から一流エンジニアを目指すには、食事の時間を惜しんででも勉強しなければならない時期があります。周りのエンジニアは、10代から専門学校でコンピューターやプログラミングを勉強し、20才そこそこで既にプロとして働き始めています。

30代で未経験のエンジニアは、技術力も年齢も周りのライバルと相当な差がある状況からスタートするのです。しかし、絶望する必要はありません。必ず追いつき、追い抜くことは方法はあります。

私が29才の未経験からエンジニアを目指したとき、真っ先に見直したことが "時間の使い方" でした。勉強するより前に必ずやるべきことは、"戦略的に時間を使う" と言うことです。24時間の使い方を目的に向けて計画し、その通りに行動するのです。

私達には、体に染みついている無意識に消費している時間があります。まずは今の時間の使い方を細かく見直す。そして新しい時間を作り勉強に使う。
私が時間を作るために、はじめに実行したことが次の3つでした。

  1.   煙草は止める
  2.   食事は宅配を利用する
  3.   睡眠時間は削らない

一つずつ説明していきます。

1. 煙草は止める

私は時間を作るために、約10年間吸っていた煙草を止めました。それは、健康を気にして止めた訳ではなく、時間を作るためでした。一日一箱(20本)の煙草を吸っていましたので、仮に1本吸う時間が5分だとすると、20 (本) ×5 (分) で一日に100分 (1時間40分) の時間をタバコに使っていることに気づいたのです。まずは、この時間を削減し勉強に当てようと考えました。

2. 食事は宅配サービスを利用する

次に考えたのが食事の時間でした。私が食事に使っていた時間を分析すると、朝・昼・夜あわせて 150分 でした。この毎日の時間をどうにか削減できないかと。そして、時間の内訳を更に分析してみると、実際に食べ物を食べている時間は、朝10分、昼20分、夜20分の 計60分 だったのです。残りの 90分 は何の時間なのだろう?それは、何を食べるか考えて、お店に行ったり、食事を用意をしたり、食事を出来上がるまで待っている時間 だったのです。この時間は削減できると考えました。

朝は、パンとアイスカフェラテ。昼は職場近くの松屋かそば屋。夕食は "宅配サービス" にしました。すると、結果的に 80分の時間を作ることができた のです。そして、この時間を勉強の時間に投資する。

この時点で煙草をやめて食事の時間を見直しただけですが、毎日180分 (3時間) もの時間を生み出すことができた のです。喫煙習慣を止めるのは少し大変でしたが、食事時間を見直すことは、ただ意識を変えるだけで、それほどストレスは感じませんでした。

このように時間の使い方を細かく見直し勉強に投資することで、今は遥か先を歩いているライバルのエンジニア達の背中が、見る見る近づいてくるのです。


3. 睡眠時間は削らない

睡眠時間を削って時間を作ることは、おすすめしません。睡眠時間を削ることは手っ取り早く時間を生み出すことができますが、私は夜遅くまで起きていれば朝は常に不機嫌でしたし、朝早く起きれば日中に眠気に襲われて仕事に集中できない時間がありました。要するに睡眠時間を削ったツケが必ずどこかに現れ、あまりメリットがなかったのです。

おそらく人間はそれぞれ必要な睡眠時間というものが決まっているように思います。もちろん短時間の睡眠時間でも全く問題ない人もいるかと思います。しかし、大抵の方は睡眠時間を削れば眠いのは当然ですので、勉強時間を生み出すために睡眠時間を見直すことは、全くおすすめしません。それよりも、起きてる時間のパフォーマンスを安定させるには、睡眠時間はそのまま確保し、寝る時間と起きる時間を固定することが重要でしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?30代の未経験からエンジニアになることは、そんなに難しいことではありません。しかし、どうせなら30代からエンジニアになるだけでなく、出世してほしいのです。その為には、具体的に時間の使い方を見直すことだと言いました。私の経験から、まずは次の3つを見直してみてはいかがでしょうか?という提案でしたが、他にも無意識に過ごしていて、見直せる時間はたくさんあると思います。

  1.   煙草は止める
  2.   食事は宅配サービスを利用する
  3.   睡眠時間は削らない

時間を生み出すポイントは、自分の日々の行動を細かく見直して、僅かな時間でも掻き集めると、纏まった時間が生まれるという点です。
例えば、ライバルが毎日1時間の勉強をしているのならば、あなたが毎日2時間勉強すれば、単純に2倍速で成長します。
また、毎日3時間勉強すれば、3倍速で成長しますので、20才そこそこのエンジニアにも3~4年もすれば、十分に追いき5年もすれば追い越すことができるのです。

これは机上の空論ではなく、私が29才から未経験でエンジニアになったときに考えた戦略です。そして、実際に5年後には十分に技術者としての力量はにつき、5年前にはエンジニアとして遥か先を歩いていたエンジニアたちを、私がプロジェクトマネージャーとして管理する立場になっていましたので、自信を持っておすすめできる考え方と行動です。

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