エンジニアになりたいけど、全く未経験の業界だし、勉強したこともないし、何から手をつけたら良いのかわからない。
やる気だけはあるから、誰か教えてくれないかな?
そのように考えている人に向けた話です。文系のFラン大学を卒業し、20代前半を就職もせずフラフラして、30才を目前にしてエンジニアを志した、当時の私がそんな思いを抱いていました。
結論から申し上げましょう。はじめにやるべきことは2つです。
- コンピューターの仕組みを知る
- プログラミングを学習する
コンピューターの仕組みとは、あたなが使っている パソコンの中が 、どのように動いているか知ること。
そして、プログラミングの学習とは、プログラミング言語 の勉強を始めること。
この2つを学ぶことで、兎にも角にもエンジニアの道を歩み始めることができます。
1. コンピューターの仕組みを知る
なぜ、コンピューターの仕組みを知る必要があるのか?
エンジニアという職業は、常に ”コンピューターと会話する仕事” です。
コンピューターと会話する?って意味がわからないですよね。コンピューターとは、人が命令しないと動かない、ただの "機械" 。
エンジニアは、そのコンピューターという機械に動きを命令するのが仕事だからです。
例えると動物を操るサーカスの調教師をイメージすると分かりやすいでしょう。
サーカスの調教師は、動物と会話しながら動物に芸を指示します。エンジニアはコンピューターと会話しながら処理を指示するのです。その為には、コンピューターの構成要素を知り、コンピューターが理解できる言語を操れるようになる必要があるのです。
まずは、コンピューターの中の基本的な3つの要素と、その役割を理解しましょう。
- 情報を ”記憶” する。(メモリ)
- 情報を ”処理” する。(CPU)
- 情報を ”保存” する。(ハードディスク)
コンピューターの中で行われていることは、基本的に人間の脳と一緒です。
人の名前を一時的に記憶し(メモリ)、人の特徴を考察し(CPU)、人の名前と特徴を覚える(ハードディスク)。
常にコンピューターの中の動きをイメージし、コンピューター状態を把握しながら、同じ情報を与えれば(インプット)、いつも同じ答えが返ってくる(アウトプット)ように整えるのがエンジニアの役割です。まずはインターネット検索で十分ですので、コンピューターの仕組みを学習し、コンピューターの中の動きが、何となくイメージすることができるようになればOKでしょう。
2. プログラミングを学習する
次にプログラミングの学習です。エンジニアと言っても、その職種は多種多様にあり学習すべきことも膨大にあります。その中で、なぜプログラミングから学習することがおすすめなのか?
私たちが普段パソコンを通して見ている Windows や Mac OS、またワードやエクセルやウェブサイトまで、これらは エンジニアがプログラミングして作ったものです。
プログラミングを学ぶことで、普段、見たり触れたりしたことのある、これらが自分で作れるようになる為の知識やスキルに繋がっているなんて、まさにエンジニアの醍醐味ではないでしょうか。
でもプログラミング言語の学習って、どこからどのように手を付けたら良いのかわかりませんよね?
結論から言えば、あれこれ考える時間が勿体ないので、素直にプログラミングスクールに入ってしまうのがおすすめ。スクールのプログラムに沿って着実に学習を進めれば、スクールに払った費用は、エンジニアになった後に何倍にもなって返ってくるでしょう。プロに効率よく教えて貰って、一日でも早くエンジニアで稼げるようになった方が、結果的には近道でしょう。
お金をかけずに自分で学習したい方は、様々なプログラミング言語の中でも HTMLという言語の学習から始めるのがおすすめです。HTMLだけでは何も作れませんが、学ぶべきことに優先順位をつけたとき、まずは HTMLから始めるのが難易度的に良いかと思います。エンジニアでいる限り、勉強に終わりはありませんが、今後のストーリーとして HTML の学習の次には「JavaScript」「CSS」「PHP」「SQL」と、学ぶべきプログラミング言語が、次々に湧いて出てくることは、十分に理解しておいてください。
学習の過程には、困難も多々あると思いますが、諦めずにコツコツと学習を続ければ、一年後にはウェブサイトが作れる技術力が身についていることでしょう。
まとめ
未経験からエンジニアを志した人が、最初にやるべき学習は、次の2つだと話しました。
- コンピューターの仕組みを知る
- プログラミングを学習する
これからエンジニアの道を歩み続ける限り、この2つの知識は永遠に役に立つ基礎中の基礎です。
まずは、とにかく一日1時間、一週間頑張ってみてください。一週間後には、今は見えていない景色が見えるようになってることでしょう。